内科・糖尿病内科

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大野内科の広報誌 《 毎月15日発行 》

Vol.213(2020年6月号)

四万十川はまあまあとささやく 小笠原 望

もう何年になるでしょうか、旧西土佐村に川柳の勉強会に3か月に1回通っています。日曜日の9時半から1時間半、ぼくを含めて今は5人でしています。
車の運転に自信のないぼくは、8時前には大野内科を出発します。赤鉄橋の手前の信号以外は、会場までの45分間信号は一つもありません。ぼくの行く日は、決まって晴天です。四万十川の景色がそれはきれいです。今は道端のあじさいが見頃です。以前は久保川の展望所で、瀬音を聞きながら時間をつぶしたこともありました。
前日にちょっとした事件がありました。家に帰ったぼくは妻を相手に、「どう思う?」と延々と話しながら、ぼくの気持ちはなかなか落ち着きません。もちろん缶チューハイも飲んだのですが、こころはほぐれません。翌日は西土佐への予定があるので、これ以上は飲めないと1本でやめました。
朝、四時過ぎに電話で起きました。いつもならすぐ眠られるのですが、寝付かれずに自分の部屋でしばらく考えていました。こんなことは久し振りのことです。妻は地区のアジサイの清掃とかで、日曜日の朝を早く出ていました。ぼくは、卵ご飯を食べて、もやもやする気持ちのままに西土佐に出発しました。こころがほっとするCDを大きな音で流しながら、いつもよりゆっくりと車を走らせます。
四万十川を横に見ながら、上流へと向かいます。いつもよりも、ゆったりと流れているような気がしました。ひととひとのなかで起こったことは、「そんなことは小さい小さい」とささやいているような感じでした。ぼくのこころのやくざな血を、「まあまあにしなさいよ」となだめてくれる色でした。
いつもの川柳の会は和気あいあいとして、ひととひととのほっとする時間でした。土地の昔話を聞かせてもらえることが、なによりもほっとします。
子どもが言います。うちには、「やくざいし」がふたりいる。ぼくは「やくざ医師」、妻は「薬剤師」だそうです。

にごり茶(第13回)稲田 昌二郎

2020年6月
 ことしは例年より約5日早く、5月31日に梅雨入りだったそうです。じめじめと、暑くなり、寝苦しい毎日ですね。そんな中、我が家は、テント生活をしています。コロナで外に出かけれない替わりに、自宅でキャンプ気分をと、子供部屋にテント(アマゾンで5000円くらいです)を張ったのが4月の中旬。数日で撤去するつもりが、マットを敷いて、ランプを吊るして、寝袋を買って。子どもたちのぬいぐるみやポケモンのカードなど、荷物が増えていき、もうすぐ2ヶ月になります。子供も大人も秘密基地は楽しいですね。最初は腰が痛かったですが、毎日寝ているとなれてきます。メッシュ仕様ですので、蚊やムカデにおそわれる心配がなく、蚊帳のかわりになることを発見しました。もちろん、本物のキャンプの予行演習や災害時の備えにもなります。みなさんも楽しいテント生活はいかがですか?でも、できれば本物のキャンプをしたいです。(できれば温泉のあるところで!)

おうちキャンプ

お知らせ

その1 大野内科健康教室のご案内
 6月は学会出席のため休ませていただき、7月25日の第4土曜日午後3時より、「ウイルスについて」の題で予定しています。沢山の方のご参加をお待ちしています。次は8月22日(土)に開催の予定です。

その2 川柳大募集のお知らせ
 前号でお知らせしたとおり、第21回四万十川川柳全国大会の川柳を募集しています。待合室の投句箱にお願いします。住所と氏名を添えて、川柳を書いてください。小笠原が少し添削することもあります。初心者、大歓迎です。6/30締め切りです。

その3 診療所休診について 
 小笠原の6月27日(土曜日)の外来診療を休ませていただきます。稲田は診療します。また、7月25日(土曜日)は稲田の外来診療を休ませていただきます。小笠原は診療します。ご迷惑をおかけしますが、ご協力をよろしくお願いいたします。

その4 小笠原の訪問診療について 
 小笠原の訪問診療は、現在、水曜日と金曜日の午後行っています。 
7月より、月曜日の午後も追加して行います。外来は休診となります。ご協力お願いします。
その5 肺炎球菌ワクチンのお知らせ、風しん抗体検査の実施について
肺炎球菌ワクチンの接種を行っています。原則予約制です。ご希望の方は受付にお申し出ください。電話でも構いません。公費による風しん抗体検査及び予防接種も実施しています。ご希望の方は受付にご相談ください。

(2020年7月15日  第214号発行予定 )