大野内科

Vol.212（２０２０年5月号）

大笑いしてウイルスを吹っ飛ばす　　小笠原　望

新型コロナウイルス感染症は、日本ではひと山越えたような雰囲気になってきました。高知県でも、今日時点では２週間患者さんが新しくでず、重症患者さんもいなくなりました。連日のテレビのコロナコロナの話は、昼には訪問診療に行ったところで見ました。
　政治家、専門家などそれぞれの立場での話を聞いていて、「接触の８割削減しないと大変になる」の話は迫力がありました。尾身先生は、人柄でしょう、誠実な話し方です。ともかく、自粛の要請にこたえるための生活も、なかなかの窮屈さがあります。大型連休は、ぼくは半日は診察室で川柳雑誌の編集、書き下ろしのエッセー集の原稿執筆など、ずいぶんはかどりました。
　新型コロナはこのまま終息すれば万々歳ですが、そううまくいくかなと心配しています。しばらくは、大人数での集まりは避けることになるのではないでしょうか。単調にならないように、気持ちが重たくならないように生活を工夫したいものです。
　そこでお勧めです。川柳を書きませんか。575の17音字で、コロナウイルスを吹っ飛ばすような句を書きませんか。紙と鉛筆だけがあればいいのです。指を折りながらでもいいし、破調のリズムが整っていなくてもかまいません。訪問診療の時の車で聞いた、若者のラップという音楽の歌詞も川柳に似ているなと思ったことでした。
　もうコロナに押しつぶされないで、大笑い、くすっという笑い、ほろっとくる、ジーンとくる、そんな17音字の句を書いてみませんか。難しく考えないで、人間を自分自身を書いたらいいのです。
　7月3日締め切りの、幡多信用金庫主催の四万十川川柳全国大会があります。大野内科は今年も参加します。例年通り、待合室に投句箱を置いておきます。そこにメモ用紙でけっこうです、句とともに住所、氏名を書いて入れてください。待合室で句を作るのもいいかもしれません。
　今年の選者の新家完治先生には大阪でお目にかかりましたが、ユーモアの句が得意な先生です。初心者の方の投句をお待ちしています。小笠原がちょっとだけ添削して、投句をします。お待ちしています。

にごり茶（第12回）稲田　昌二郎

2020年5月
新緑の気持ちいい季節になりました。自粛疲れのことと思いますが、みなさまのがんばりのおかげで新型コロナウイルス感染症（の第一波？）は収束の兆しを見せています。政府の対応については、PCR検査が少ないとか、アベノマスクが・・・という意見もあるようですが、限りある医療資源を温存しながら死者数を抑制できており、大成功とポジティブにとらえています。
このままコロナが完全に収束してしまえばいいのですが、武漢や韓国の状況から考えても第二波・第三波があるのではないかと思います。しかし、治療薬・検査法・ワクチンなど、コロナと戦う武器は増えていくはずです。粛々と新しい生活様式で、アフターコロナを楽しみに頑張ってまいりましょう！ 
さて、大野内科では、みなさんに安心して受診していただけるよう、発熱や咳などの症状の方は診療所建物外の“そとまちほっと”と“テント”で診療させていただいております。院内についても換気、消毒、椅子の設置間隔などに配慮しております。糖尿病や腎疾患、などで定期的な検査が必要な患者さんも安心して院内でお待ちいただけますので、検査の間隔があきすぎないように、どうかよろしくお願いいたします。

佐田の沈下橋

お知らせ

お知らせ
その１　大野内科健康教室のご案内
健康教室は、5月、6月はお休みにさせていただいて、7月25日（土曜日）午後3時から4時までを予定しています。よろしくお願いいたします。

その２　診療所休診について 
　　小笠原の6月27日（土曜日）の外来診療を休ませていただきます。稲田は診療します。ご迷惑をおかけしますが、ご協力をよろしくお願いいたします。

その３ 小笠原の訪問診療について 
小笠原の訪問診療は、現在、水曜日と金曜日の午後行っています。 
４月より、月曜日の午後も追加して行う予定でしたが、新型コロナウイルス流行のため、しばらく診療所内での診療を行います。

その４　肺炎球菌ワクチンのお知らせ、風しん抗体検査の実施について
肺炎球菌ワクチンの接種を行っています。原則予約制です。ご希望の方は受付にお申し出ください。電話でも構いません。今年度公費助成の対象のかたは、これまで肺炎球菌ワクチンを接種したことがない方で、令和２年度に以下の年齢になられる方になっています（65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳）。ご確認ください。詳しくは各市町村役場にお尋ねください。
公費による風しん抗体検査及び予防接種を実施しています。ご希望の方は受付にご相談ください。

 

 

（２０２０年６月１５日　　第２１３号発行予定　）